物語

旅の途中、吹雪の山で一夜の宿を求めた薬売り・小田島・加世。その宿には彼らのほかに四人の宿泊客が。
客たちの語る怪談の中にモノノ怪の姿を見つける薬売り。
翌日語り手と共に呪われた村を目指す───
そこでは真冬に桜が咲き、その花を見たものはとり殺されてしまうという。

薬売りはモノノ怪の真と理を見つけ出すことができるだろうか?

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

プレイヤーは小田島さま(途中加世もあり)を操作して薬売りと一緒に行動したり、薬売りを助けたり、なぞを解いたりします。
選択によって加世ルート、小田島ルートと分岐し、 さらに好感度により、薬売り・加世ハッピーエンド、小田島・薬売りハッピーエンドに進みます。
全年齢、一般向けとなります(でもややおだくす風味がほのかに香る…)。
そっこさんによる色っぽいシーンや一緒にお風呂に入るシーンなどはありますのでお楽しみに!

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

【薬売り】「これからさき、何かが起こり、そのたびにあんたは選択することになるだろう」
【薬売り】「その選択を間違わなければ旅は楽しいものになる……。だが間違えれば―――」
【小田島】「なんだ? 間違えるとどうなるのだ?」
【薬売り】「最悪の状況もあるということだ」



【小田島】「お前は?」
【薬売り】「俺?」
【小田島】「お前はひとりで戦うのか?」
 薬売りはかすかに笑ったようだった。
【薬売り】「今までもそうしてきたが?」



【加世】「薬売りさんが心配なんです」
【小田島】「しかし、薬売りは朝まで待てと言ったぞ。確かにあいつの言うように、俺たちは足手まといにしかならん………」
【加世】「でもなんだか胸騒ぎがするんです。鬼だの子供のお化けだの………、どうしてあたしたちは今そんなのを見るんですか? これは悪い知らせなんじゃないでしょうか?」



<TOPへ戻る>